昭和大学口腔外科学講座は顎顔面口腔外科学部門と口腔腫瘍学部門からなる大講座となっています。そのため,教育・診療・研究を含めて互いに密接な連携を行っています。
口腔外科学は顎顔面口腔領域の疾病の診断と治療に関し,その理論と技術について研究,分析を行う学問です。そして、この学問に基づいて行われる技術が口腔外科です。口腔外科の診療は,咀嚼,言語そして嚥下など,人が日常生活を営む上で欠かせない重要な機能を備えた領域が対象となります。したがって,口腔外科は歯科的な考え方,歯科の知識・技術に立脚した外科医療であり,口腔外科学は歯科医学の中核を担う重要な学問領域の一つであると言えます。
本学で口腔外科の研修を希望される方は,まず口腔外科学講座の医局員として入局していただきます。そして,顎顔面口腔外科ならびに口腔腫瘍外科で口腔外科の研修を受けて口腔外科専門医の資格を得た後に自分の専門領域を決めていただくのが理想です。